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仮想化で実現するファイルストレージの統合と自動運用管理

増える一方のワークシートや文書ファイルなどのデータ・ファイル、画像や音声を含めた1ファイル当りのデータ容量の増加など、それらを保存しているファイルサーバやNASなどのストレージ容量は拡大の一途を辿っています。

しかもやっかいなのは基幹系システムと異なり、データのオーナーは各ユーザであるため、システム管理者が不要と判断したファイルをまとめて削除するわけにはいきません。また、コンプライアンス面からデータの長期保存が求められており、ストレージ全体の容量増加を加速させています。

運用面に目を向けると、ストレージの増設、組織変更、人事異動のたびに頻発するファイル移行作業において、効率的な方法が見つからないままやむを得ず手作業で対応する、もしくは移行サービスを外部に依頼するケースが多いと思われます。

また、新旧の容量および性能の異なるストレージが混在し、バックアップを含めて複雑かつ手間のかかる運用を行っているケースも多々見受けられます。すなわち、問題を認識しているものの、適切なソリューションが見当たらないため、非効率的な運用を余儀なくされているのが現状ではないでしょうか。

以下にファイルストレージにまつわる具体的な課題を列挙してみました。

ここでは「ファイルストレージ仮想化」の理解を深めていただくために、わかりやすく解説していきます。まずは「ファイルストレージ仮想化」についてご説明する前に、あなたが日頃行っているデータ移行作業やファイルサーバ管理において、下記の項目にあてはまるものがあるか、チェックしてみましょう。

  • 日常的なファイルの整理は各ユーザや部門任せになっている
  • ファイルサーバ増設時のデータ移行は、新しい区画を割り当てて手作業で行っている
  • データ移行を行う間、サービスを止めている
  • 人事異動や組織変更が頻繁にあり、そのたびにファイルデータの移行が必要になる
  • 必要となるストレージ容量は増える一方で、増設コストの負担が大きくなっている
  • ストレージ容量とボリューム数が増え、バックアップに要する時間が長くなっている
  • ファイルストレージによって使用率にバラツキがある
  • 災害復旧計画に対応するためのデータの複製作業における負荷が大きい
  • 異なるベンダー、異なる性能、新旧さまざまなストレージが混在している
  • ファイルストレージ管理を効率化したいが、予算が限られているため何もできていない

ファイルストレージ管理は、これまでも何とか効率化したいテーマではあったものの、なかなか効果的な方法が見当たりませんでした。

そこで今回紹介するのが「ファイルストレージの仮想化」です。仮想化はハードウエアの効率を大きく改善する概念として以前から注目されてきました。ファイルストレージの仮想化とは、現在ご利用中の複数のボリュームを抽象化し、単一の論理的空間(ストレージプール)として統合します。その上で、ファイルストレージの運用管理全般を自動化することにより、ストレージ構築の柔軟性、運用コストの削減を実現する、画期的なソリューションとなります。

では、F5のファイルストレージ仮想化製品「ARX」で、実際の利用環境における利便性と、運用管理における効率性について検証してみましょう。

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